No.015
[ 曇 天 ]


Scene00
曇天


軽妙な音楽。

5人の男女がリズムに合わせ、あちこちから歩いて出てくる。
父、背を向け座る。

父を中心に回る4人。
4人は順に立ち止まる。


テルくん、クミちゃん、もうすぐ駅だから。今日は新幹線に乗れるからね。こらこらテルくん引っ張らないで。ちゃんと間に合うから。

和夫
呼ばれてる?最終会議に僕のヴェルクが?ありがとうございます。え?はぁ。わかりまし た。これから、ですか。はい、すぐに本社へ向かいます。

朝子
あーあ、どうしよう。とりあえず出てきちゃったけど、ドコ行こう。ユウコちゃんとこ泊 めてもらおうかなぁ。

俊雄
くそっ、死ね死ね死ね!あ、ああぁぁ。んもうっ。よえぇなぁ。しっかりしろよぉ。オレ めちゃくちゃレベル上げてんのに足ばっかり引っ張りやがって。

動き出す5人、曇り始めたことに気づく。


あれ?

和夫
ん?

朝子
うわ。

俊雄
よし次行くか。絶対先死ぬなよ〜。


ちょっと走るよ。雨降りそう。

和夫
タクシー拾っていくか。

朝子
傘取りに戻ろっかなぁ。

俊雄
あれ?落ちちゃったの?


----------。

父がケータイでメールを送る。

4人
ん?

音楽ストップ。

4人
『全員集合』?

-------暗転。





【fuzzy m. Arts】




【No.015】




【 曇 天 】





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