No.010
[ Cried for the Moon ]


Scene04

[ 2025年『月博』。]


ラヴィゾォとウッコロが踊る。
そこへ現れる、ジョジョとマリア様。


ジョジョ
わーっ!いたいた!!ラヴィゾォだぁ!か、かわいい!かわいすぎ!!さわっとこさわっとこ。

マリア様
あの、よく見ると、目とか気持ち悪いですよ。なんだかイメージと全然違うし。

ラヴィ
・・・・。

ジョジョ
何言ってんだよぉ。ラヴィゾォさんに失礼だろぉ!すいませんラヴィゾォさん。あ、写真いいですか?マリア様、写真写真!ラヴィゾォさんお願いします〜♪

マリア様
はい、ホンキ!

ジョジョ
な、何それ??何その掛け声。

マリア様
え?ザビエル家では掛け声は3文字で真ん中が「ん」最後が「い」段の言葉と決まっているんですのよ。

ジョジョ
それで「ホンキ」?

マリア様
「ホンキ」がべストらしいんですの。

ジョジョ
別のにしてくれよ。なんか力が入んないよ。ねぇラヴィゾォさん。

ラヴィ
・・・・。

ジョジョ
チーズ、じゃだめなの?

マリア様
ダメです。じゃあ他のにしますよ。はい、行きますよぉ。

ジョジョ
あ、ウッコロも入って入って。

マリア様
はい、パンチ!はい、モンキー!はい、ヤンキー!

それぞれにジョジョ達はポーズをとる。

ジョジョ
ろくなのないなぁ。よし、交代!

マリア様
え?マリアは結構です。

ジョジョ
え?マジで?絶対あとで後悔するよ。ねぇラヴィゾォさん。

ラヴィ
・・・・(うなずく)

マリア様
じゃあ、おねがいするわ。

ジョジョ
ではザビエル流で。はい、***!!おぉいい感じで撮れたよぉ。

マリア様
ありがとう。

ジョジョ
よし、じゃあレポートのために、2人を撮っとこ。ラヴィゾォさん、ウッコロさん、ポーズとって〜。ばんざーい!ジャーンプ!スキップ!ターン!ダンス!またターン!またスキップ!ほんでジャーンプ!もひとつジャーンプ!そして考える人!!

合わせてラヴィ達は動く。はーはーぜーぜーしてる。

マリア様
ジョジョ、あんまりそういうのは・・・。

ジョジョ
え?何?すっげーおもしれぇよ。

マリア様
そろそろどこか観に行きませんこと?あんまり時間もないことですし。

ジョジョ
え〜もうかよぉ。

マリア様
近くに初級者にオススメの「世界最大の月の石」が近くにございますわ。

ジョジョ
私ラヴィゾォたちといるから行ってきなよ。

マリア様
ラヴィゾォとウッコロはずっとココにいますから、また帰りに会えますよ。

ジョジョ
じゃあ、帰りにもう1回記念写真な。

マリア様
わかりましたわ。じゃあ行きましょう、ジョジョ。

ジョジョ
じゃあそういうことで、また来ます。ラヴィゾォさん、ウッコロさん。ジャンプ!

マリア様
やめなさいよ、そうやっていじめるの。

ジョジョ
おもしろくない?

とか言いながら去る2人。
顔を出す総理とナナミ。


ナナミ
総理、もう耐えられません。こんなのイヤです。

総理
何いってんのよぉ。さっきの子あんなに喜んでくれたじゃない。

ナナミ
それはそうですけど、ハードすぎます。

総理
あれは特別よ。

ナナミ
さっきの子、また帰りに写真撮るつもりですよ、どうするんですか?

総理
なんでそこまで付き合わなきゃいけないのよ。あんだけ撮ったら十分でしょ。

ナナミ
えー、そういう中途半端なのすっごいイヤなんですけど。

総理
あんた若いのに責任感あってエライわねぇ。じゃあ私、大統領に会いに行くから、あんたココにいなさいよ。

ナナミ
えーそんなぁ。

と、そこへヒカルと上嶋が現れる。
あわてて頭をかぶり、愛想をふりまくラヴィゾォとウッコロ。


ヒカル
おっウサゾォとウンコじゃん。

上嶋
先生、ストレートに間違えすぎです。ラヴィゾォとウッコロでございます。

ヒカル
あ、そうなんだぁ。上嶋さん詳しいなぁ。

上嶋
実はこのマスコット達は私が考えたものなのですよ。

ヒカル
え?またまたぁ〜。

上嶋
ホントですよ。総理の旦那様にお仕えしていた頃に頼まれまして、なんとなく考えてみました。

ヒカル
へぇ、じゃあ上嶋さんは産みの親なんだぁ。

と、ウッコロからナナミが顔を出す。

ナナミ
おじいちゃん!!

ヒカル
あ、親じゃなくて、おじいちゃんなんだ。え?

上嶋
ナナミ、どうしたんだい、こんなところで。

ナナミ
もう総理の秘書やだよぉ、辞めたいよぉ。

上嶋
こらこら、そんなに早く音を上げてどうする。田島家に仕える執事として今後もがんばらなくちゃいかん。

ナナミ
だってぇ〜。

ヒカル
上嶋さん、この子。

上嶋
孫のナナミです。

ナナミ
はじめまして。上嶋ナナミです。

ヒカル
はじめまして。へぇ、若いのにバイトしてるんだぁ、エライなぁ。

ナナミ
バイトではありません!本職です!!

ヒカル
え?ウッコロって本職なんだ。

上嶋
ナナミ、おじいちゃんは先生を案内しなくてはいけないから行くよ。ナナミもこんな事してないで、ちゃんと総理のお供をしなくちゃいかんぞ。

ナナミ
え?総理はそこに。(とラヴィゾォを指差す)

上嶋
あ、すいませんお世話になります。よろしくどうぞ。じゃあナナミ、総理によろしくな。あ、コレお小遣いだ。とっておきなさい。

ナナミ
ありがとうおじいちゃん。

上嶋
無駄使いするんじゃないぞ。

ナナミ
はぁい。

上嶋
ささ、先生、参りましょう。

ヒカル
あ、はい。

上嶋
あちらの方に「世界最大の月の石」がございまして。

ヒカル
へぇ、それ見てみたいなぁ。

上嶋
えぇ、ぜひご覧下さい。

と、ヒカルと上嶋が行ってしまう。
総理とナナミが顔を出す。


総理
あんたのおじいちゃん物好きねぇ。まだ秘書やってるなんて。でもあんな若い政治家いたかなぁ。

ナナミ
総理、コレでおみやげ買いに行ってきてもいいですかぁ?

総理
あら、何買うの?

ナナミ
キティーちゃんのウッコロバージョン!

総理
何よ、結構気に入ってんじゃない。

ナナミ
いや、別に、私はキティーちゃんが、

総理
ま、いいからいいから。私もお買い物付き合うわよぉ。大統領にお土産買わなくっちゃ。

とか言いながら行ってしまう。

暗転

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※無断転載、無断複写を固く禁じます。上演許可申請の際はお問い合せよりメールを下さい。

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