No.008
[ ダカラ僕ハ此処ニ居ル ]


Scene02







【2034年11月19日】




【ユーケイ】





シンのいた場所と同じ場所に座って寝ているユーケイ。
頭にはちりちりズラをかぶっている。

そばには黒い球がある。
ユーケイが目を覚ます。


ユーケイ
・・・・・!

はじめはぼーっとしているが、やがて書類に目を通し始める。

ユーケイ
-------恐竜を滅ぼした隕石か・・・・。構成物質は・・・・不明、と・・・。何なんだこれ。

そこへ電話が。

ユーケイ
はい。-----え?更衣室?今日はずっとここにいましたけど。何か?え?あ、書類は目を通しました。はい、僕は何を・・・?でも、構成物質は不明だって------はい、わかりました。あ、父さんにも協力してもらいます。確かいい分析器を持っていたと思うので。はい。

暗転。

トコロ変わってDrコミタ研究所。

コミタ博士は机に向かって難しい顔をしている。
ブルは何かを作っている。


ブル
・・・・は、博士!とうとう完成しました!

博士
本当かね、ブルくん!!

ブル
えぇ、見事にしてやりました!

2人
ふっふっふっ、はっはっはっ、はーはっはっはっ!!

博士
よくやったブルくん。よし、早速実験だ。

ブル
え?早速ですか?

博士
もちろんだ、実験なくして成功はあり得ん。特許は欲しくないのか?お金は欲しくないのか??金髪美女と豪邸は欲しくないのか???

ブル
わぉ〜納得です。

博士
ではブルくん、こいつの使用方法は?

ブル
はい、コレをかぶってそちらの受話器から聞くだけです。

博士
なるほど。ではブルくんかぶりたまえ。

ブル
え?・・・・んー、嫌です。

博士
何?君は自分の発明が信じられないのかね?

ブル
こないだ失敗したのを忘れたのですか?

博士
失敗?

ブル
えぇ、ユーケイさんの頭がちりちりになったじゃないですか。松田優作ばりに。

博士
彼は気に入っていたぞ。

ブル
僕は結構です。

と、そこに博士の息子のユーケイが現れる。

手には小さな箱を持っている。


ユーケイ
・・・・・(2人と目が合う)ただいま。どうかしたの?あ、これさ、

ブル
博士・・・。

博士
GO!(と、合図を送る)

ユーケイ
こら!ブル!!離せ!!

博士
ふっふっふっ・・・たった今、21世紀最大の発明が完成したんだよ、ユーケイくん。

ユーケイ
だー!また実験台かぁ!!やめろ離せ!!

ブル
ユーケイさん、我慢してくださいよ、僕の金髪美人、いや特許のタメです。

ユーケイ
だからって何でいつもいつもオレを実験台にする必要があるんだよ。

博士
何も言うなユーケイ。

ブル
今からコレでユーケイさんの考えていることを読み取ってしまいます。コレはかぶった者の考えたことがわかってしまう機械、

博士
その名も!!

ブル
「わかっちゃうよ君2号」でぇす!

ユーケイ
ブル、お前またバカな発明をしちゃがって、これ以上変なあたまになったらどうしてくれるんだ!

ブル
うるちゃい、だまってなちゃい!行きます!!

博士
ラジャ!

ユーケイ
ラジャじゃない!!

博士
ほっほぉ〜、うむうむ、・・・わかった。わかったぞユーケイ。お前の考えてることが!

ブル
博士!!

博士
・・・「早く離せやめろバカ」。

ユーケイ
ったりまえだ!!

博士
むむっ!!それからそれから・・・なになに?今日、お前の大学の研究室がらみで下着ドロがあった。・・・・違うか?

ユーケイ
・・・え?父さん、当たってるよ。すごいじゃないか。

ブル
博士・・・成功ですね・・・・(羽交い絞めをやめる)。

博士
ブル・・・。(抱き合う)

ユーケイ
あ、でも僕今、下着ドロのことなんか考えてなかったんだけどな。

博士
ふっふっふっ。そうか、しょうがないな。タネアカシでもしようか・・・。

ブル
博士、いいんですか?

博士
いいんだよ、ブルくん。実はな、ユーケイ、下着ドロは、・・・・

ユーケイ
まさか・・・

ブル
僕なんでぇす!!

と、ポケットから万国旗上に繋がった下着がブルのポケットから出てくる。

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