No.003
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Scene08

REAL






【 離レテイテモ、時ハ流レル 】





【 翌 日 】



病室。

一人、悩む助六。


助六
あとは、オレが元に戻るだけなんだ。それだけなのに・・・・何で、オレ、体に戻ることが出来ねぇんだ?どうして、飛び出したままなんだ?

そこに、ミサキが現れる。

助六
・・・・誰だ?この子・・・・。

ミサキ
ふーん・・・・、よーっく見ると、思ったよりは、イイ男かな・・・。

助六
え?いやぁ、それほどでも・・・・。ってどなた?

ミサキ
何がいいんだろ。この人。何で、今頃ねーたん動揺してんだろ。今更、どうだっていいはずじゃないの?

助六
あ、この子!音々さんのスナックにいた子だ。あれ、でも何でオレのお見舞いに?

ミサキ
やっぱ殺しちゃおうかなー。

助六
え?

ミサキ
こんなロクでも無いヒト、ねーたんにはもったいないし。

助六
ちょっと、変なことするなよ。

ミサキ
この辺の機械、壊したら死ぬかな?点滴でも結構危ないかな。

イロイロ見回すミサキ。

そこへ音々が現れる。


音々
・・・ミサキ!

助六
音々さん!

ミサキ
ねーたん♪(抱きつく)

助六
!?

音々
ちょっと、ミサキ、ココで何やってんのよ!

ミサキ
ねーたんの昔の彼氏を見に来たの。

助六
昔・・・・。

音々
どうして?ココに・・・??

ミサキ
私、何でも知ってるの。

音々
え?

ミサキ
ずっと前から知ってたの。でも、私を頼ってくれてると思ってた。私、ねーたんいないと、ダメなの。本当に必要なの。今まで知った人で、ねーたんが一番なじむの!

音々
私、今だって・・・・。

ミサキ
ウソ、動揺してるでしょ。この人が目覚めようとしてる。それを知って。

音々
でもね、私、スケのコトは・・・・

ミサキ
何?もう、何でも無いの?

音々
-----無い。

助六
え?

ミサキ
ホントに?

音々
ホント。私、スケのコトより・・・・

ミサキ
何?

助六
音々さん・・・・・?

音々
ミサキのコトが好き。

助六
・・・・!?

ミサキ
-----愛してる?

音々
・・・・・愛してる。

助六
え!?ど、どういうコト!?

ミサキ
ねーたん♪

二人、抱き合う。

助六
ど、どうして!どういう事なんだ!!オレが、知らない間に、そ、そんな、何でいろんな事が変わっちゃってるんだ!
もう、オレなんか、・・・・いない方が、いいっていうのか?み、みんな、オレの知らない人間になっちまってる・・・・・・。
オレの知らない世界に変わっちまってる・・・・・。!!(苦しむ)・・・・・・。(倒れる)

音々
・・・・・スケ?スケ!!・・・か、看護婦さん来てください!スケが!

看護婦
はーいはい、どうしたの〜?

音々
こ、こんなんなっちゃって!

看護婦
あら、ちょっと何コレ、大変!先生、先生!!

-----暗転

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