No.003
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Scene06

スナック「葵」


上手に明かり。

音々が入ってくる。


音々
お待たせぇー。

さや
音々ちゃんお疲れー。

ミサキ
お疲れー。

音々
よかった。まだお客さん来てない?

ミサキ
うん、金曜なのにねぇー。もうダメかなぁココ。

さや
えぇ!?

音々
ちょっと、ママに聞こえるって。

客とママが入ってくる。

ママ
殿さんいらっしゃーい♪

ミサキ
あー、殿さんおひさしぶりぃー。

ママ
じゃ、みんなよろしくねぇー。(奥に引っ込む)


あ、やった。今日みんないるじゃん。君が新人のさやちゃん?

さや
はーい。


今日もお願いがあってさぁー。

ミサキ
またぁ、殿さん、マニアックなんだからー。

音々
え?なに?


ねぇ、今日はさやちゃんと音々ちゃんもいいよね?新作持ってきたんだよね。

さや
え?何々ー?

音々
何ですか?


お小遣いちゃんとあげるからさっ。

ミサキ
モデルよ、モデル。写真の。

さや
え?・・・エッチなのじゃない?


そんなぁー。エッチなのに決まってんじゃーん。

さ&音
えー。

ミサキ
しかもコスプレ!

さ&音
えー・・・・。


でも、さやちゃんに合うサイズあるかなぁ・・・・。

さや
わたしイヤー。

ミサキ
大丈夫だって、脱がなくていいからさ。

さや
え?


早速、今いい?

ミサキ
いいけど、ちゃんと飲んでってよぉー。


わかってるて♪んじゃ、いつものロックで。

音々
ヤクルトね♪(取りに行く)


はいコレ。(鞄からはコスプレされた手袋)

さや
何コレー!


見ての通り手袋だよ。

ミサキ
殿さん、指フェチなの。


失礼だなぁ、私は指コスプレフェチなんだから!

ミサキ
ごめんなさぁい。


はい、これこれ。早く早く!

グラスを持ってくる音々。

音々
はいどうぞ。あ、かわいいー。


そう?じゃ、音々ちゃんはこれ。

上手に助六が現れる。

助六
何だ・・・・ココ。何でココに音々さんが入ってくんだ?ピザ屋じゃないじゃん。 え?ひょっとして、転職したのか?

と、後ろにバベル。

バベル
何やってんだ、こんなところで。

助六
!何だよ、お前、外に出られないんじゃなかったのかよ!

バベル
えー、やっぱヒマだったからさぁ。彼女は?見失ったのか?

助六
え、あー、そこに。

バベル
スナックだぞ、そこ。ピザ屋の店長じゃなかったのか?

助六
いや、転職、しちゃったのかな・・・・。

バベル
そうか。さ、行ってみようぜ。

助六
お前、変な地縛霊だなぁ。

バベル
いいじゃねぇかよ!俺、今はお前の守護霊なんだから。

助六
えー!?

バベル
ほらほら、んじゃいつもの行くぞ!

助六
は?

バベル
オレの、ハートは、ホットだぜ!!

助六
・・・・。

バベル
ノリわりぃなぁお前。はい、ご一緒に♪

二人バベル
オレの、ハートは、ホットだぜ!!

二人、去る。

--------店の中。

指コスプレフェチの撮影会と化している。



いいねー、ミサキちゃんそれいいよぉー。

音々
ねぇ、殿さん。コレはどう?


いいねー。音々ちゃんもいいねぇー。

さや
私、コレ!

ミサキ
どきんちゃん・・・・似合ってるぅー。


いいねぇー。

楽しそうで異様な雰囲気の店内。
助六とバベルが上手に現れる。


助六
あ、音々さん!

バベル
ほぉー。やっぱり転職か。

助六
何で?何で音々さんが!?

バベル
お前が倒れてからイロイロあったんじゃねぇの?彼女ン中でさ。

助六
そうか・・・・・。

バベル
あ!さや!!

助六
は?

バベル
さやだ。さや!おい、俺だよ!お前何やってんだよ!

助六
何?知り合い?

バベル
俺の女だ。何で、こんなところで・・・・。

助六
彼女にもイロイロあったんじゃないの?

バベル
そうか・・・、でも、元気そうで良かった。

助六
そうだな。

バベル
俺がいなくても、ちゃんとやってんだ。

助六
オレたちがいなくても、みんな、ちゃんと元気で、やってたんだ。

バベル
切ねぇか?

助六
あぁ、思いっきり。でも、何だか・・・・少し安心した。

バベル
そうか、俺もだ。

-----暗転

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